0.000001mを感じる

日常生活では、まず感じることのないマイクロメートルの世界。しかし車の世界では、何十年も前からこの単位で工作の精度を問われてきました。特にエンジンにおいては、わずか数マイクロメートルの違いが、乗り手にはフィーリングの違いとなって感じられるのです。

同じ設計図、同じ工場で製造された車でも、製造された時点で動作許容範囲内の誤差が存在します。更に、長年乗り続けられた車では、経年劣化や摩耗により部品の重量や組み合わせが影響を受けて、全体的なバランスが変化しています。

MUROのレストアでは、熟練の職人がマイクロメートル精度で各部を測定し、最適なバランスに整えます。オリジナルの味、その車が獲得してきた個性を失わずにこれを行うのは、熟練の技と経験の組み合わせによるものに他なりません。

繊細なフィーリングの違い。それは正に熟練のエンジニアによる精細な仕事の結果なのです。