「輸入部品調達部長探訪記30 キィンレ」

BB部長の欧州日記、今回はドイツの名門「KIENLE」へ訪問します。皆様もひょっとしたらYouTubeなどでご覧になったかもしれません。質実剛健な建屋の中は、まさにメルセデスが所狭しと並んでいました。今回も「突撃」していったBB部長、一体何を目にすることができたのか、前編と後編でお届けいたします。

Text/Photo: BB部長

今回の欧州探訪も日程が少なくなりイタリアからドイツに戻り、残りはシュテュットガルト周辺を探訪することにしました。

シュテュットガルトはベンツやポルシェと言ったメーカーがあるドイツ車の聖地で私BBの訪問地も多くあると思われそうですが、ドイツでは私が行くようなショップは一つの街に集まっておらず全土に広く点在しており、米国ロスアンジェルスやイタリアモデナの様に狭い範囲に多くなく一度に回れないのが、日程が多く掛かり厄介な処です。

今回の後半は予定を建てて無かった事も有り何処にしようかと思案していましたが、事前に配線屋のクラウスに聞いていてお勧めされたキィンレに訪問することに決めます。ベンツのレストアにてメーカー系以外ではドイツ国内トップ3に入る有名レストアショップです。

エッセンショーの常連で今回もメインホールに出展していました。郊外にある為に、ドイツ特有の黒い森を進みます。あいにく朝から雨模様で気温も前日までと違ってグッと下がり、外気温1度を車のメータが示し軽くドイツの洗礼を受けます(^^♪

森を抜けた小さな田舎街から、もう一つ森を越え工場が集まる一角に、綺麗なショールームを前面に持った大きな工場が出てきます。

勿論!アポ無しのいきなり訪問です。

エントランスを入りショールームを横切り真ん中に構える受付デスクに座ってる綺麗な女性2人に訪問依頼をしますが、やはりショールーム以外はアポが必要と言われます。日本から来たからそこを何とか⁉と図々しくもいつものお願いすると待つように言われショールームの極上ベンツ達を見て時間を過ごします。

待ってる間も、希少なカレラGTの横に目立つように張られた”写真は駄目よ‘’のサインが視界に入ってるのに、これまた図々しく残ってたもう一人のお姉さんに画像取っていいか尋ねると、ナンバー取らないでね⁉と軽く了承をもらいます(^^♪

代名詞の300SL はやはり特別感が有ります。

ショールームにある車両は販売OKです。気になったものがあれば、当社にご相談ください。

暫くすると奥から、副社長のマーク氏が出て来て対応してくれます。ドイツ人らしい武骨ながら優しい口調で、奥のレストア工房も全てを見せてくれることに成り感謝です。日本から来たなら仕方ないなと思ってくれたのでしょうか?

まずショールーム裏直ぐには、完成が近い車両がずらりと並んだ広い工房は壮観です。はやり、SLが年代関係なく人気で各年式揃っています。

その中でも300SLは別格の雰囲気が出ています。

工房も全て各所の説明をしながらより深く奥を紹介してくれます。画像取得の了承もしてくれ、なかなかここまでは通常見せてはくれないと思うのですが、貴重な体験が出来ました。日本からのオファーがかなり減ったと言っていたので、それで親切だったのかな(^^♪

いよいよ次回は、より深いレストア工房本丸に潜入します。