「輸入部品調達部長探訪記17 EVカスタム」

今週のBB部長、クラシックカーのEV化に関する考察。クラシックカーの新しい楽しみ方の一つでもあるEVコンバージョン。実際の現場ではどのような考え方で進めているのか興味津々のBB部長がアメリカのトップランナーを直撃です!

Text/Photo: BB部長

昨今の欧米主導による自動車の電動化へ一気にシフトしていくことになり、クラシックカー達にも少なからず影響がありました。

やはり私BBにも大変気になる事です。まず、「何時まで乗れるのか?」と言う疑問が上がるのが必然です。飾るだけの工芸品になっていくのか、乗って楽しめる自動車としての本来の価値を持続できるのか?

この疑問に対して、やはり欧州ではクラシックカーの価値を認め、クラシックカーと認定された車両は内燃機エンジンのまま乗れるように認められましたが、日本ではまだ話題にも上がって無い様です。この風潮が騒がれだした時に、行動が早い欧米で直ぐに出てきたのがクラシックカーをEV化するベンチャーショップたちです。

日本ではハードルが高い公道認証が欧米では低いために小さなショップレベルでもできるのは羨ましい限りです。私BBも、クラシックカーのカスタムと成れば探訪しないといけません。

今回は3年前に、訪れた米国西海岸にあるEVカスタムショップを紹介します。最高の気候に恵まれた地域で綺麗な工場が並ぶ一角にあります。相変わらず小さな看板があるだけで、探してやっと見つけました。

別の要件の途中にアポを取らずのいきなりの訪問でしたが、しっかりと対応してもらえました。ビートル系のリアエンジンタイプのEV化にて認知度を上げて、いろいろな車種に対応できるように幅を広げて需要が上がったとのことです。

トヨタプリウスとテスラのシステムを使って、コントロールするキットを製造していて、カスタムキットも販売していますが、かなりの加工製作がいるために、ほぼ自社にての取り付けをしていますが、より販売数を増やすためにボルトオンのキットを開発中とのことでした。

この時は、完成されたばかりのビートルを見せてくれました。名前は教えてくれなかったですが、ハリウッドで活躍してる俳優がオーナーのビートルです。

前トランクにバッテリーパックが設置されて、後ろエンジンルームに外されたエンジンの代わりにモーターがミッションに直接ドッキングされています。

内装もオリジナルのままシンプルな造りで、EVと確認できるのはコンソール内にあるバッテリーメーターのみです。内外装ではEVとは全く解らないですが、走らせるとはっきりと違いが判ります。

テスト走行に同乗させてくれて力強く、スムーズ、モーター音と走行音だけの全くの電気自動車と初めて解ります。自動車としての楽しみを十分以上に味わえます。

無口ながら工場の中まで見せてくれましたが、立ち入り禁止であろう場所まで入り込んで画像まで取らせてくれたのは、陽気な東洋人の圧に負けた社長の気さくさかもしれません(^^♪

この時の社長の説明では、テスラよりトヨタのシステムがやはり最高で、バッテリーや部品も日本製が一番だと、有難い話ですがいつまでジャパンブランドの信頼が続くのか心配です。

ずらりと並べられたテスラモーターです。

新し物、カスタム好きの米国では車種の幅が広がっていく速さが羨ましい限りです。EVカスタムの良いところは、オーナーの希望によりモーターの種類やバッテリー容量で走行性能や距離を自由に選べることが出来るのがEVカスタムの良さかもしれません。

この時にも、下のような車種がEVカスタムされてました。

電気屋さんが、歴史を感じさせるワザとぼろく見えるカスタムトラックに最新のEV!

遊び心満載です(^^♪

BMW2002をEV にする発想が勉強になります。

911はやはり加速重視のハイパワーシステムを組んでいて、かなりの速さになると言っていました。

欧州のEV化は、あくまでクラシックカーの電動化でクラシックカーとして維持し楽しんでいこうとする傾向ですが、米国でのEV化はあくまでカスタムの改造の一つの方法として楽しむ考え方です。

私BBとしては、内燃機エンジン無しは考えられない昔ながらの硬い頭をしていますが、米国式のカスタムの一つとしては面白いものだと感じています。

当社では、米国と英国のEVカスタムショップと連携して日本でのEVカスタムを進めています。

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