「海外部品調達部長探訪記 11」

BB部長、今回は内装についてのお話。シート生地に関して、弊社の取り組みなどをご案内させていただいております。レザーやクロス生地、ぜひお問い合わせください。

Text/Photo: BB部長

私BBは、自動車部品の達人になるために日々努力し奔走しておりますが、今回は前回の少し続きで、内装生地の当社の取り組みについて書きたいと思います。

当社でも内装のレストア、色替カスタム、部分張替え補修等の入庫が多くなってきており、オリジナルからカスタム用に多種多様な材料の需要の為に、より良い物を本場から直接取り寄せるのが必要になり、社長からいつもの軽い感じの口調ですが調達依頼が重く来ます。

メカニカルなことは得意としている私ですが、内装部材を本格的に取り扱いうことにより、まずは材料の事を一から勉強して本物の見極めができるように知見を広めないといけません。特にレザーや織物生地は画像と直に見て触ってみるとでは、色味や表面柄等が全く違うこともありサンプルで実物を確認してからでないと使える物か解りません。その為に、世界中の中から実績のある内装材料の卸商に取引依頼をし多くのサンプルを集め、直に見てもらえる体制を整えました。

まずは、クラシックカーの内装材料の代表の本革レザーです。クラシックカーに使われている革で最初に紹介するのはコノリー レザーです。フェラーリやロールスロイスその他多くの高級車に使われていた、イギリスで1878年からある有名高級革メーカーです。しかし2002年に閉社したことによりその当時に造られていたクラシック コノリーは現在は手に入らなく、その時の在庫も閉社前に各所へバラまかれるように一掃されたらしく。今は、たまに世に出てくるくらいしかありません。

しかし、現在はコノリー社の版権を譲り受けた新コノリーUKとして再興していますので、新しいコノリーとして手に入ります。クラシック コノリーと全く同じとは言えませんが、現在はコノリーとして手に入るのはこの革生地になり、各メーカーレストアでもこの生地を使っています。

ただ、私BBは本物のクラシック コノリーを何時もアンテナを張り巡らせ探訪していおり情報も少しづつ入ってきていますので、入手できた時にはお知らせしたいと思います。当社では、現在のコノリー革生地をコノリーUSA代理店から直輸入しています。ご要望あれば相談ください。

現在は一番人気な(#3218)薄茶色のコノリーレザーを在庫しています。

次は、ナパ(ナッパ)レザーです。現在も一番多く使われている肌触りの良い柔らかく丈夫な革生地全体をこのように言っています。元は1875年にアメリカ サンフランシスコの北にある今ではワインの生産地で有名なナパバレー地域に入植したドイツ系の家族により始めた革会社で独自の製法で造られたレザーでした。

その当時の丈夫さ重視の硬い革が多い中、ナパレザーは肌触りと柔らかさを持ちながら丈夫な革生地が大人気となり色々な所で真似て作りだされて現在に至ります。それら全般をナパレザーと呼ばれるようになっています。また、イタリアンレザーと呼ばれるものの多くはナパ系レザーでイタリアで造られてナパイタリアンレザーと呼ばれることもあります。

コノリーやナパまたそれ以外のレザーでも種類が多くあり、鞣しの仕方や昔ながらの染製法の植物系染のべジタブルタンニング、クロム系化学薬品を使った染のクロームタンニング等、それぞれの製造方法違いにて、多種多様な革生地があります。特に昔ながらのベジタブルタンニングでは、生産地の植物を使い、その土地の風合いが表面に出るために、生産地が大事になります。イタリアンレザーはイタリア産でないといけないのはこのためです。

ナパレザーは多くのメーカーの高級車に使用されていますが、年式や車種別に色や表面仕上げが違い製作している革会社も多く、その都度仕入れ先が変わる為に、同じ生地を特定するのが不可能に近いです。なので当社では、レストアには得意車種を扱っている見極めが良い革卸会社から取り寄せることに成ります。

ドイツ車に強いドイツのハンス(HANNS) 社からベンツ、ポルシェ、BMW 用を、ここは特にクラシックベンツが得意でW113パゴダやその他のシートによく使われていた穴あき加工されたベンツバスケット柄の革も精巧に再現しています。

イタリア車やその他のメーカー車種ナパ系はナパイタリアンとマット感あるナパレザーともにイタリア製の物をアメリカのレリケート(RELICATE) 社とカナダにあるハイズ(HYDES) 社から取り寄せています。

当社の革生地は全てイタリア、イギリスその他ヨーロッパ、アメリカ、カナダで製造された高品質の物のみです、中国等のアジア地域で製造された安価なものは取り扱っていません。

レストア用以外にもカスタム用とあらゆる色と表面仕上げがこの3社で揃うのでご相談ください。

この2種類以外にもスエード、純正アルカンターラ等のクラッシックから現代車に使われている多種類がありますが、ほとんどの物が取り寄せ出来ます。

本革だけでなく、匂い以外は本革と変わらない風合いで水濡れに強いイミテーションレザーも扱っておりこ

ちらも人気があります。

レザー以外にも車種別に使われている多くの織物生地もあります。

当時のベンツ、ポルシェ、のチェック柄、カスタム系に最近の人気なタータンチェック生地、全て扱っています。

ベンツ本社により再生産開始された1954~57年に300SLに使われてたシート生地です。他年式のベンツにカスタムシートとして如何ですか?取り寄せ可能で、直に見てもらえるように見本の生地もあります。

ポルシェ、BMW純正生地やその他の織物生地も見本がありますのでいかがですか?

最近ポルシェカスタムで人気のタータンチェック生地見本です。自動車内装用に強化されたものもあります。本物をスコットランド本国より入手します。

カーペット生地も忘れてはいけません。現在の車両よりクラッシクカーは手の込んだ良い材料が使われていました。ループ状の糸を織り込んだループ、スクエアーループ生地やウールカット、ベロア風と車種年式のより多くの素材が使われいます。勿論殆どの生地を取り寄せしており、より忠実に対応できます。

上記の材料の取り寄せの為、現在当社では、

レリケート社 (RELICATE LLC)日本代理店

ハンス社 (HANS REINKE)販売特約店

ハイデス社(HYDES LATHER) 販売特約店

コノリーUSA(CONNOLLY USA)販売特約店

と上記契約して直接輸入調達しています。

内装は、乗車時に直接搭乗者に接して一番近く視界に入る大事な空間です。当時の雰囲気を味わったり、より自分の好みにカスタムしたりと車作りの楽しみの大事な部分です。

今でも人気のある高級クラッシクカーは、当時の人の手によって作られた最高の物を使って製造されていました。やはりレストアやカスタムでも良い物を使うことにより、時間が経っても飽きの来ない味わいのある風合いが出てきて、愛着が湧いてくる仕上がりになります。

興味を持たれたら是非、当社にご相談ください。サンプルも多くありますので、画像では解りにくい実物の肌触りや色を試していただけます。(^^♪