「輸入部品調達部長探訪記 6」

BB部長、絶好調のブログ。今週は風光明媚な場所に家族旅行へ出かけたBB部長。するといきなり、日本からの連絡が……。しかし、そこでも意外な出会いがありました。今週はキャブレターを探す旅です〜。

Text/Photo: BB部長

コロナ禍になる前の話です。

「アメリカにいるなら、ディノ用のキャブオーバーホールキット3個買ってきて!」

と社長から気軽に連絡が入ったのは、休暇中に家族でロスとサンフランシスコ間にある国立公園を巡るドライブ旅行中に、サンフランシスコに到着した時です。

イタリア製のキャブレター用ガスケットキットの注文に対して、「ここは、アメリカや!っちゅうねん」と思いつつも、取り合えずグーグルマップの行きたいリストの中から、行ける範囲に目ぼしいショップがないか探します。

私のグーグルマップには、事前に調べておいた沢山の行きたい所の旗棒がびっしりと立ってあります。運よくその中に記憶から消えていた、サンフランシスコから1時間ほど走った小さな町のキャブレター専門ショップを見つけます。再度、そのショップを調べ直すと、どうやら米国では珍しい欧州車向けのキャブレターショップで、ウエイバーキャブも扱ってる様でした。

一抹の不安を持ちながらも、ガスケットキットぐらい持ってるだろうと、少し遠回りしてハイウェイを降りると本当に小さな町で、その町外れにある小さな倉庫連棟の一番奥にそれらしいショップを見つけます。相変わらず看板も上がってない店ばかりの訪問で、例にもれず此処も入り口のガラスに WEBERのステッカーが貼られてるだけの小さなショップでした。

私の仕事ぶりを見たいと言う息子を引き連れ中に入ると、狭いながら綺麗なエントランスに希少なキャブレターが騒然と並べられており、「ここは、なかなかいけそうだぞ!」っと直感します。こんな田舎町の小さなショップに希少な欧州製クラッシクキャブレターたちが気軽に置いてあるのが米国の懐の深さと感心します。

ウエイバーも取り扱ってるどころか、なんでも揃うウエイバーに特化した専門ショップと言う感じです。裏から出てきた、気さくなオーナーから、もちろん在庫有のオーバーホールキット3個を買い、日本から来たので倉庫も見せてほしいと頼むと快く案内してくれました。もちろん旅行中に、たまたま寄ったとは決して言いません♪

全米から送られてくる様々なキャブレターのオーバーホールをしている工房と在庫の山の倉庫も見せてくれます。ニードル一個からパーツ単品でも分けてくれて、手に入りにくいパーツは製作もしており、ウェイバーキャブへの交換用インテークキットなど多数のオリジナル製作販売もしています。小さな町にある小さなショップながら、キャブレターに関して何でも揃う大きなショップです。

すでに欧州に2件キャブレター専門の仕入れ先を持っていましたが、思いもよらず、新規の心強い仕入れ先ができました。

ウエイバーキャブレターは、BOLOGNA ITALYの刻印の入ったオリジナルはもう製造されてません。こちらではオリジナルリビルト品を在庫していますが、少なくなってきて今は希少とのことです。

ただ、下の画像のOEM新品が手に入ります。ライセンスを譲り受けたスペインのしっかりとしたメーカーがWeberスペインとして、Made in Spainの刻印で人気のあるシリーズの新品の製造を再開しており、ディノ用の40DCNFも同等品が新品として在庫もあります。キャブ本体の劣化などによりオーバーホールしてもどうしても完調にならないなどの症状の時は、新品への交換をお勧めします。

帰国してから直ぐに、当社もディノ用に在庫として40DCNF型を、このショップに新品3個を注文しました。

最近の車では味わえない、アクセルを開けた時のマルチキャブレターからの吸気音は、高揚感を生みクラッシクスポーツカーの醍醐味の一つです。しかし、ピアノの調律のように定期的な調整が必要な少しシビアなものですが、完調な時は官能的な音を奏でてくれます。

キャブレター調整、オーバーホール、新品交換、パーツなど当社にご相談ください。

ミッションクリアーで、家族旅行に戻ります。今回の旅の目的の一つで、サンフランシスコからロスへとつながる海岸線 州道1号線PCHをドライブしながらロスに戻るドライブです。全米有数の人気ドライブコースとして大人気で、以前の土砂崩れにより閉鎖になっていましたが、数年ぶりに全線再開通したのを機に選んだルートです。

特に、クラッシクカーコンテストで超有名なモントレーにあるペブルビーチ辺りから途中ビッグサー地域の有名な橋を越え、南北に200Kmほど長く続く海岸線沿いが、このハイウエイのハイライトです。

走りやすく整備された道路で、視界を邪魔するガードレールが無く、雄大な太平洋と海岸線を見ながら走るドライブコースで人気があるのが解ります。

申し訳ないですが、最後はただの旅行記になってしまました。

WiFiのスイッチが切れて、日本からの連絡が取れない状態になってたことに目をそらしながらじっくり楽しんだのは、

ワザとではありません(^^♪